フリーターくん ネタバレ

ダメ人間

宇津井優一は、両親と同居して、派遣のアルバイトで働いている35歳のフリーターです。しかし、スロットに凝り消費者金融、5社に215万円もお金を借りている多重債務者でした。
定職を持たずに、パチスロばかりしているので家族とも同居はしているものの、疎遠で自分の殻に閉じこもっています。そんな毎日を鬱ブログというブログを書いて発散していました。
鬱ブログの説明はこうです。「30代ダメ人間 親に寄生しながら人材派遣とスロッターで日銭を稼ぐダメ人間のつぶやき」
自虐的なブログ説明ですね。優一は、この生活から何とか抜け出したい、一歩でも半歩でも前に進みたいと思ってはいるのですが、自信のなさから、どうしても自堕落な生活からは抜けれません。

 

株の信用取引

一方両親の仲も冷え込んでいます。優一の父、優作が家族に相談なしに早期退職したため、母親の美津子が不満をもっているためです。
美津子は、息子と夫が定職についていない不安から株の信用取引に手をだしてしまい、消費者金融から借金をしています。3か所から60万円です。
しかし、株価が下がり、追証が発生してしまいます。しかも、すでに多重債務があるので普通の消費者金融からは借りれないようになりました。
もし、払えなければ、反対売買で強制的に株を売られてしまい400万円の損益が確定することになります。また株価が持ち直すと証券マンに言われて信じている美津子は何とかしなければと、カウカウファイナンスのウシジマにたまたま、問い合わせをしてしまいます。そして、まんまと20万を10日で5割の利息で借りることになりました。それは、信用取引の差し入れ期日ギリギリまで融資を貸し渋っていたためでした。
実は宇津井家では定期預金を解約すればこの程度の借金はしなくてもすんだのですが、夫の優作に、借金をしていることがばれるのが嫌だったため泥沼にはまることになります。

 

株式詐欺と銀行の仕打ち

それから、美津子の信用取引にまた追証が入ってしまい、今度は祖母(美津子の母)の証券を勝手に盗んでそれを担保にお金を借ります。
そこで、ウシジマは、樺谷を株の専門家ということで呼び、更に、樺谷が木都根という大勝証券の社員を呼び、偽の取引をさせます。実はその買わせる株の会社は数日後にスキャンダルが発覚することが確定となっており、多額の架空の追証を請求出来るようになっていたのです。そして夫にも借金がばれて家も売ることになりました。更に銀行は家の資産価値が目減りした分はローンが残ります。
銀行が債務者に資産価値の減少分を請求することは違法ではないですが、酷い話ですね。 なので、祖母を引き取ることにして祖母の家まで売却して返済することになりました。

 

宇津井優一が独立

優一が裁判所からの支払督促をもったまま封を開けていなかったために家を追い出されることになりました。祖母の家の売却分1100万円と美津子の兄が母の面倒をみるならとくれた300万円を合わせた1400万円の現金がが銀行に入っていたのですが、裁判所からの通知により樺谷のペーパーカンパニーに預金を差し押さえられてしまいます。
公営住宅の2間しかない部屋で大人4人が暮らしていたのですが、母親が優一に生活費を家に入れろと言ったことで激怒した優一は、グラスを母親にぶつけてしまい、帰る家を無くします。
漫画喫茶で泊るより安い、ゲストハウス(一泊1100円)で暮らします。毎日切りつめて生活していますが、腰を痛めて医者には椎間板ヘルニアだと診断されます。
しかし、デスクワークの派遣は無く、お金が底をつきそうになりました。それで、借金返済も不能になり法テラスに相談に行きます。弁護士は、住所不定では無理なので実家に帰るなりして信用を作りなさいといいます。
それで、家に帰ろうと電話をしますが、家では多くの消費者金融から督促状が来ていて帰ることも出来ません。それで、ホームレスになろうとしますが寒くて寝るところがありません。そこで、やさしいホームレスのおじさんが、屋根は無いですが、布団のある場所を紹介してくれて助かります。 朝になり、優一は、そのおじさんの持っていたアイポッドを盗られたと勘違いして返せと怒鳴ります。それで、アイポッドを返してもらいました。しかし、実は自分のアイポッドはポケットに入っていてそれは優しいホームレスのおじさんのものだったのです。しかし、今さら何も言えず、ホームレスの集団から逃げるように離れました。
そして人気の無い河原にたどり着いた優一でしたが、そこへ高校を中退したヤンキーの集団に強盗されます。更に、金を盗られた後も石をぶつけられて頭が割れます。
お金も携帯電話も盗られて、最後の100円玉で家に電話します。父が電話に出て、切ろうとした瞬間に母が入院したことだけを聞きました。優一は、病院まで40kmの距離を歩いていきます。
優一の頭は負傷して、腰はヘルニア、食べるものも飲むものも無い状態ですが、病院にたどり着きました。母親は過労から倒れただけで重大な病気ではありませんでしたが、やつれた姿を見て優一は改心します。父親とも和解して、自己破産の手続きも出来るようになりました。

 

ウシジマくんの仏心

宇津井家の両親は実はウシジマに色々相談相手になっており、公団住宅の入居手続きなどでウシジマに信頼関係がありました。なので、自己破産をした後もカウカウファイナンスへの借金の返済は続けています。
それを知った優一は、50万の借金の返済を肩代わりすることにしました。ウシジマの甘い嘘に両親が騙されていると思ったからです。
それ以前は、デスクワークの仕事をするなどまだ甘いことをウシジマに言っていた優一ですが、心を入れ替えて、介護の仕事とパン工場の夜勤をして返済します。しかし、10日で5割の利子では無くて、1年間毎月5万円払い続ければ完済とするといった仏心の入った利子でした。
優一はキツイ仕事にも前向きだよく働き、家族との関係も良好で真人間になれました。
ずっと更新していた鬱ブログも「自己破産後、親と同居しながら訪問介護と工場の夜勤で再スタートをした35歳未婚者のつぶやき」とネガティブな印象は消えました。

 

 

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